「インパクトを与える広告」について考えさせられた。
「インパクトを与える広告」を作るには、予想外のこと、意外性のあること、斬新さが求められる。
こう書いてみると当然のように思われるが、今朝、そんなことに改めて気がつかされた。
この緊急事態宣言のさなかではあるが、やむを得ない事情で今日、日帰りで東京から仙台へ出張に行ってきた。
…今朝、その仙台へ向かう新幹線の中で新聞を読んでいたところ、突然、見開きの広告が目に留まった。
この広告。
(広告をそのままここに掲載するのは差し控えました。こちらをご覧ください。)
眠気が吹っ飛んだ。
ご覧になった方もいらっしゃるのではないだろうか。
あまりのインパクトの強さに、目に入ってきたときは一瞬、どの会社がどういう目的でこの広告を掲載したのか理解ができなかった。
目を凝らして広告を眺めてみると、左下に小さく「宝島社」の文字。
これは株式会社宝島社が、コロナ対策に関する政府の対応を批判する広告を、2面を割いて掲載したもの。
商品では伝えきれない、企業として社会に伝えたいメッセージを企業広告を通じて伝えたいという思いで1998年から当社の企業広告を掲載しており、その一環での、今回のこの広告の掲載、ということらしい。
「へ~、こんなん出したのかよ…。」とある意味感心してしまったものの、個人的にはこの広告はちょっとやり過ぎかな…と感じるところもあり、いろいろと思うところはあるが、新聞広告を使ってここまで大々的に思い切った表現をできるのは、これまでも長年にわたって企業広告でメッセージを伝えてきた宝島社ならではであると感じた。
良い悪いは別にして、これ以上ないくらいの予想外で、意外性、斬新さのある広告であることは間違いないのではないかと思われる。
冒頭のとおり、これらのことは当然のように思われるが、改めて気がつかされると、学べることがあるような気がした朝の出来事であった。
…と、そんなことを新幹線の中でいろいろ考えていたら、あっという間に仙台に到着してしまいました。
仙台市の勾当台(こうとうだい)公園から宮城県庁へ向かう道の新緑。
この写真を撮影したのは午前中だったが、ちょうど良い暖かさで、湿度も少なく最高の陽気でした(車が映ってしまったので少し加工しました)。
仕事の帰り、仙台駅近くのショッピングモール「AER(アエル)」最上階の展望台から仙台市内を一望。奥の方に見えるのは海のようです。