世代間ギャップ
4月も早いものでもう後半に入ろうとしている。
今回、若い人達と、私の世代との感覚の違い=世代間のギャップを感じたことが一つあった。
私の職場の課には、この4月から新入社員が配属されている。フレッシュで礼儀正しく、あ~、自分にもこんな時があったな…と思わさせられ、自分自身の志気の向上にもなってきている。
以前書いたこともあるが、私はこの新入社員の教育係を担当することになり、配属されてから仕事を教えていく機会が多く、今後はもっと多くなる予定である。
入社後に数日間行う新人研修を終え、課に配属されて、初めてやってもらう仕事を説明したときのこと。
彼は、私が何も言わなくても「メモを取ってよろしいですか?」と聞き、自らノートとペンを用意して書く準備の体制をとってくれた。
その姿勢や良し、である。
しかし、彼がその時突然、やや不安げにであったが
「ちなみにスマホでメモを取るのはマナー違反ですか?」
と聞いてきた。
不意を突かれた質問で私はびっくりしたのだが、今日は配属の初日。
当然ながら、社会人としての仕事の場も初めての経験で、分かっていないことだらけ。
本人はふざけて聞いているわけでは全くなさそうで、頭ごなしに注意するのは良くないと感じたがそれでもちょっとあんまりな質問だなと思い、私はつとめて穏やかに、
・スマホではなく、必ず自分の手で書くこと。
・例えばあなたが話をしているときに、私が目の前でスマホでメモを取り始めたとき、その光景を見た時、どう思うか、どう感じるかを想像してみると良い。みっともないと感じるだろうし、いい気持ちはしないだろう。そう思わないだろうか。
・仕事は必ず一緒にする相手がいるので、これから、その相手の気持ちを考えていく習慣をつけていけると良いと思う。覚えておくと良いでしょう。
と伝えた。
後になって考えると私の伝え方が正しかったのかどうか分からないが、その場でははっきりそう伝えた。
彼はすぐに「すみません。そうですね…改めます。」ときちんと言い、意識は変えてくれたようである。
私と彼とは、20歳近く年齢が違う。物心がついた時からネットや携帯があって、PCやスマホなどデジタル機器を当たり前のように使ってきている。
私の世代は大学生になったぐらいの頃からPHSや携帯、ネットが急速に普及していったと記憶しているが、まさにそのころに産まれた世代である。
私などは、プライベートではスマホのメモ帳にちょこちょこメモをとることはあるが、仕事の場でスマホでメモをとるといったこと、また、そのことに関する質問が出てくること自体全く想像だにしておらず、やや衝撃的であった。
「若い世代」とひとくくりにしてしまうのは本来、良くないことなのかもしれないが、それでもやはり、世代が違うと感覚も違うのだろうか・・・と感じてしまった出来事であった。
しかし、本人は素直で、いろいろなことを前向きに吸収しようとする印象は受けるので、これから焦らずにじっくりと行動を社会人スタイルに変えていけば良いかと思っているし、デジタルに囲まれて過ごしてきたことを本人も自覚しており、そこで経験してきたことを何か仕事でも活かしたい思っている、との抱負も語ってくれた。
今後に期待したいと思っている。
…ちなみに違うお話で恐縮だが、これはたまたまその日のお昼に食べたスイーツで、セブンイレブンが4月14日(水)から新商品として「もっちりわらびもち 練乳パイン」を発売している。
中身はわらびもちというより、杏仁豆腐に近い感じだろうか。
練乳パインの味が甘みがあってとてもしっかりしていて、するすると入っていくさっぱりしたわらびもちともマッチしていて、とても美味しかった。
お昼のデザートやおやつにぴったりです。
機会があったらぜひ召し上がってみてください。