相手のことを思っての一言。
先週から今週にかけて、出張が相次いだ。
先週は広島、今週はこの2日間で東北~西日本のとある県を2県、本州をほぼ縦断するような感じで回ってきた。
移動はすべて新幹線。
今回に限らないのだが、新幹線に乗っていていつも気になること。
座席のシートを無言で後ろに倒す人が本当に多い。
別に何も支障はないのだが、無言でグーっと倒されるとなんとも不愉快な気持ちになるのは、私の心が狭いからなのだろうか。
だが、その中で稀に後ろ(こちら)を向いて「倒してもいいですか?」と聞いてくれる人もいて、そう言っていただけると同じシートを倒すのでも何も気にならない。
受け取る印象も全然違ってくる。
一言、声をかけること。
このひと手間を省くか、省かないかで大きな違いがある。
この話で言えば、お互いに気分が良くなるはずである。
相手もシートを倒して楽になれるし、こちらも一声掛けてくれたことにちょっと嬉しく感じたりもする。
嬉しく感じるのは、「相手のことを考えてくれている」ことが伝わってくるからだ。
一言、声をかけることはこの例に限らない。
お店でも同じことだろう。
私はいつも以下のようなことを心がけているのだが、言われた方は少なくとも悪い気分はしないだろうし、言った方も気分が良くなるものだ。
例えば、
・飲食店で水やランチを運んでくれた店員さんに「ありがとうございます。」
・食べ終わって帰る時には「ごちそうさまでした。」
・美容院で髪をカットしてもらったら「ありがとうございました。」
お金を払っていても、そんなことは関係なく気持ちを伝える。
…こういった「相手のことを思っての一言」って、人間関係をスムーズにする上での原点ではないだろうか。
言われてみれば普通のことかもしれないけれども、このことをつい忘れてしまっている場面も、気がついていないだけで、もしかしたらあるのではないだろうか。
自分自身のことも、もう一度振り返ってみよう。
そんなことを考えた、ここ最近の出張でした。
今回は短めでしたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。