日々思うこと

日常生活の中で思ったこと、感じたことや体験したことを気軽に書いていきます。

思い出に浸るのもたまには悪くない。

「過去を振り返るな、前を向いていけ。」

 

一言一句同じとは限らないが、よく言われる言葉である。

 

確かに、過去の過ぎ去った出来事に固執せず今を生きること、日々新しいことを経験することや前向きな気持ちを持って生きることが人生の充実に繋がっていくことは間違いない。

 

だが、この前向きな気持ちを持って日々を過ごすためには、特にネガティブな感情を持ってしまうことが多い時など、たまには「過去の良かったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと」を思い出し、良い気分に浸る時間を持つこともプラスになるのではないだろうか。

 

私も過去の思い出に浸ることはあり、このブログでも2つほど記事を書いたことがある。

  

t-h79.hatenablog.com

  

t-h79.hatenablog.com

 

私の感覚だが、やはり人は思い出話が好きである。

 

仲間うちや家族で話をしている時、思い出話になるとやたらと盛り上がった経験をお持ちの方も多いのではないだろうか。

 

例えば、私の世代なら昔のファミコンソフトの話や、90年代のJ-POPの話などになるとほぼ例外なく盛り上がっていたかと記憶している。

 

それは共通の話題だから、というのも理由としてはあるが、やはり思い出に浸ること、思い出話が純粋に楽しいからであると言えるだろう。

 

そして仲間うち、家族だけでなく、個人で思い出に浸ってこのような楽しい思い、嬉しかった思いなどを味わうこともまた、気分を変えることができるという点で有効ではないかと思うのだ。

 

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昔の懐かしい写真や映像を見て過去の人生を思い起こし、思い出を語り合うことで気持ちの安定や脳の活性化を促す「回想法」という心理療法がある。

 

アメリカの精神科医であったロバート・バトラー氏が1960年代に提唱したもので、高齢者の認知症の進行予防、うつ状態の改善につながる可能性がある、非薬物療法の一つとして行われているもの。

過去の記憶を思い返すことで脳への刺激を与えることが認知症の進行を抑えたり、うつ状態の改善につながる効果が期待されている。

 

www.nhk.or.jp

 

私はこの回想法を最近知ったのだが、また、この回想法は個人で思い出すというよりは思い出を「語り合う」ことなのだが、脳の活性化や元気な気持ちを持つ、という点で考えると、過去の記憶を思い返すことが有効なことは、このような心理療法からも間違いのないことだと言えるのではないだろうか。

 

思い出に浸ることは「過去を振り返ること」であり、とかく後ろ向きに捉えられがちであるが、決して過去を振り返ることを否定せず、むしろ肯定することで存分に思い出に浸り、それがまた明日からの活力になれば、それはとても良いことではないかと思われる。

ぎすぎすした気分になっていたら、思い出に浸ることで気が付いたらそんな気分・感情もなくなっているのではないだろうか。

 

しかし、何事もほどほどが大事で、「日々元気に過ごすための方法」としての思い出に浸ることだと思うので、過去を振り返り続けるだけでは自分に何の変化ももたらさないし、浸りすぎるのもそれはそれで良いとは言えないであろう。

 

なので、浸りすぎない範囲で、昔のアルバムや映像などを見て、たまに過去の思い出に浸ってみてはいかがでしょうか。

 

Youtubeではこのように過去のことを思い起こさせてくれるような映像・音楽もたくさんアップされていますね。ちょっとだけ、タイムトラベルできるかもしれません。

 

www.youtube.com

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。