脳への刺激が気持ちを前向きにさせる。
この土日はほぼ終日、見事なまでの晴天。
土日ともにこんなに晴れて暑くなったのは久しぶりではないだろうか。
日曜日の18時前後、夕立ちがあり大雨が降ったが、これもまた、夏が到来しようとしていることを感じさせる一コマである。
私はエントリーした6月のマラソン大会に向けて、この晴天を活用して練習=ランニングを本格的に進めている。
休日になるとこんな感じの河川敷をひたすら走る(写真はイメージ)。
今のところ走っている距離は片道6〜7kmくらい。
午前中のまだ涼しい時間帯に走るのだが、最初の1kmくらいは身体も重く、足がドタンドタンと着地しながら走っているような感触がありどうにも気持ちが上向かない。
しかし、概ね1〜1.5kmにたどり着くあたりから身体も頭も冴えてきて、慣れも出てくるのかとても気持ちよく走れるようになる。
ランニングが終わるころには身体も軽くなったように感じるし、頭もすっかりクリアーになっていて、なんだか「今ならなんでもできそうな気がする」と思ってしまえるような、前向きな気分になれる。
その日の天候にかかわらず。
少なくともネガティブな気持ちにはなっていない。
何より、午前中のうちにランニングをすると、身体も頭もすっきりしているおかげでその日1日、これからあれをしよう、これをしようという気持ちが湧いてきて、結果的に有意義に過ごすことができるのだ。
この気分は、普段、日常生活の中で顔を洗う、冷たい飲み物を飲む、散歩をする、筋トレをする、といったような気持ちをすっきりさせるような行為をした時に感じるものとは明らかに違う。
これらのことを否定するわけではないのだが、一時的にすっきりはするものの、あまりその気分が長続きしないような気もしており以前から気にはなっていた。
いったい何が違うのだろうと思っていたのだが、それがタイトルの「脳への刺激」。
このたび、ランナーのための雑誌「ランニングマガジン クリール」の7月号で、ニッポンランナーズという、ランナーの活動を支援するNPO法人の代表を務める齊藤太郎さんが「雨の日の走り方」を解説する記事の中でとても興味深いことに触れていた。
ランニング時の呼吸、筋肉の収縮によるポンプ作用と血液の循環により体内の老廃物が除去されることに触れたうえで、次のように書いている。
・ランニングは、身体が宙に浮いては落ちて、片脚で支える動作の繰り返しです。
・着地時の衝撃は、いわば脳への刺激ともなり、健康的で前向きな思考回路に欠かせない要素となっています。
・この辺りがウォーキングに勝る点で、例えば「エア縄跳び」(縄跳びの真似事)をするだけでも効果があるそうです。そんな”脳への刺激”も途切れさせたくないところです。
(出典:ランニングマガジン クリール 2021年7月号より引用)
普段そこまで考えずに走っていたのだが、確かにこの走る時の、着地時の衝撃は脳への刺激につながっていると思った。
私はテレワークの日の朝もジョギングをしているのだが、するとしないのとで朝からの仕事へのやる気が全然違ってくるのだ。それはこの「脳への刺激」、すなわち脳の活性化が大いに影響しているのだろう。
また、上述した「なんだか今ならなんでもできそうな気がする」と思ってしまえるような明るく前向きな気分になれることも、脳の活性化が影響していると考えると納得がいく。
以前、「気持ちをシャキッとさせるには」という記事を書いたことがあり、これはこれで気持ちをシャキッとさせることだと考えている。 t-h79.hatenablog.com
だが、さらに踏み込んで、健康的で前向きな思考回路、感情を持つにはこのように「脳への刺激」を与えることも大きな力となることは間違いないようだ。
そう考えると、これまで意識していなかったのだが、つい気持ちがネガティブになりがちで、前向きな気持ちを持ち続けていたいと考える私には、マラソンは理にかなった趣味のようにも思える。
また、上述の出典にあるような「エア縄跳び」のようなことであれば、ランニングをしない方でもそれほど難しくなく出来そうな気もする。
毎日を有意義に過ごす手助けにもなりそうですね。
…ちなみに、葛西臨海公園で毎年、こんなマラソン大会を開催していることを最近知った。
今年で33回目。去年はコロナの影響で中止になったようだが、今年はエントリーも受け付けており、今のところは開催予定。
なかなか経験できない夜のマラソン大会。平日・金曜日の夜なので難しいかもしれないが、このようなマラソン大会を経験することも、新しい経験をするという意味で前回書いた「人としての幅を広げること」に繋がりそうだ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。