やる気が出ない時こそ「やってみては?」とおすすめしたいこと。
毎日が充実していない。意欲がわかない。やる気が出ない。
コロナ禍の今、なおさら、そのような気持ちを持つ人は多いだろう。
まして、ここ最近のようにじめじめした梅雨の時期になるとどうしても気持ちが沈みやすくなり、考えることも悲観的になりがちである。
(私も実はそうです。5月はもう少し晴れの日が多いはずなんですが、今年は本当少ないですね…)
だが、毎日を楽しく過ごすには、また、やる気を出すには、やはり小さなことでも自分のやりたいことを見つけて、実行していくことが大事だと感じている。
コロナ禍の中でも、何かやりたいこと、できることを見つけたい。
ところが人間、欲張りなもので、大きなことを何かやり通したり、成し遂げたりしないと毎日も充実しないのではないか、やる気も出てこないのではないか…とつい考えてしまいがちである。
こんな時は、「小さいことで感じる幸福に目を向けられていない」状態である。
そんな時、私がおすすめしたいのは、
「今、やりたいことリスト」を書いてみること。
1.大事なのは「今」
大事なのは「今」というところ。
「やりたいことリスト」で検索すると多く出てくるのは、
「人生でやりたい100のことリスト」
「今年やりたい100のことリスト」
という中長期的なリストで、これらのリストを書いて実行することは長い人生を充実して過ごすことを考えると、とても良い取り組みだと思っている。
ただ、これらのリストはともすれば「大きなやりたいこと」中心に目が向いてしまうこともあり得るため、「毎日が充実していない」「やる気が出ない」と感じるときにいきなりこれらのリストにチャレンジするには、ややハードルが高いような気がするのだ。
毎日を充実させるため、やる気を出すために大事なことは、大きなことをやり遂げること以上に、まず「小さいことで、今、やりたいことを実行して楽しい気分を作っていくこと」ではないだろうか。
人生でやりたいこと、今年やりたいことのようなリストを作成するとしたら、それからでも遅くないような気がする。
2.「今、やりたいことリスト」を書くことの6つの効果
この「今、やりたいことリスト」を書き出して実行していくことの効果はたくさんある。
私が考える効果は、思いつくだけでも以下のとおり。
1.書き出すだけでも気持ちが前向きになること
2.自分の意識していなかった、好きなことを発見できること
3.小さいことでも自分の毎日を充実させられる、と実感できるようになること
4.リストの項目を実行することで、徐々に行動力がついてくること
5.1つずつ行うことで、徐々に達成感を味わえるようになること
6.達成感を味わうことでもっといろんなことをやってみたい、という気持ちになれること
3.リストの書き方
やり方は簡単。
紙とペンを用意して、今、やりたいと思っていることを、どんなに小さいことでも良いのでとにかくひたすら書いていってみる。
また、大きなことが思い浮かんだら、それも含めて書いてみる。
大きなことでも書いていって良く、とにかくペンの手を止めないことがポイント。
また、この段階でグループ分けをしたり、優先順位をつける、といったことも不要。
やりたいことは小さなことでも意外とぼんやりしていて、自分でもよく分かっていない、整理できていない、あるいは気がついていないことがある。
このようにひたすら書き出して「見える化」することで、思ってもいなかった、意識していなかった「やりたいこと」も出てくる可能性があったりする。
リストアップすることと言えば、例えば、
・部屋を掃除したい。
・ラーメンを食べたい。
・川沿いをゆっくり散歩したい。
・公園で読書をしたい。
・おいしいコーヒーが飲みたい。
・おいしいウイスキーが飲みたい。
・作ったことのない料理を作りたい。
・新しいゲームのアプリを見つけたい。
・友達とLINEで話したい。
・シャワーを浴びてすっきりしたい。
など。
あくまで一例だが、このようなことで充分。
こう書いていくと今度は、部屋のどこを掃除しようか、どこのお店の(あるいは何味の)ラーメンを食べたいか、などということも考えられるようになるはず。
決まっていればリストに具体的に書いていっても良いし、やりたいことを書き出したら、今度はこのようにちょっと拡げて考えてみると良いと思う。
4.書き終わったら
ここまでのことを一通りできてリストも完成かな、と思ったら、それらの中から1つずつ、今、実現できそうなことから実行していく。
書き出した中には難しくないものも必ずやあるはずなので、今、実行できそうなものを選んでいく。
5.実行していくうえで大事な5つのこと
なお、完成後、実行していくうえで大事なことは5つあると思っている。
1.焦らない。
焦らずゆっくり実行する。あれもこれもすぐやりたいと考えると、却って負担になってしまうので…。
2.「やらなければならない」と思わないようにする。
そう思った瞬間にそれは義務になり、これまた負担となってしまう。一瞬で「やりたくないことリスト」に早変わりしてしまうので(笑)注意が必要。
3.書いた紙(リスト)を、よく見る場所に貼って見返す。
この「見返す」行為が大事で、よく見る場所などに貼っていつでも見返せるようにしておくこと、繰り返し見ることで、これらのやりたいことを継続して実行する気持ちが湧いてくることにつながってくる。
4.できたことにはチェックを入れる。
これはとても大事なことで、実行したことに赤線を引いたり印をつけるなどの「チェックを入れる」ことで達成感につながることが大きなメリット。
上述のとおり、達成感を味わうことで「もっといろんなことをやってみよう」という気持ちにもなれるのが二次的な効果である。
5.新たに思い浮かんだら必ずリストに追加する。
リストに追加するときに忘れてしまわないよう、スマホのメモ帳などにとりあえず書いておいて後でリストに追加するのが良いかと思う。
…私もこのリストを書いてみた。
私もそれほど行動力があるわけではないのだが、実際このリストを書いてみるとそれだけでもわくわくしてくるし、「あ~、こんなこともやりたいと思ってたのか…」という、潜在意識にあったやりたいことにも気づくことができたのが大きかった。
また、実行する中で、すぐにできそうにない大きいことは、今度は「人生でやりたいことリスト」「今年やりたいことリスト」を作る時にでも加えていけば良いかと思う。
「今、やりたいことリスト」をある程度続けてきたら、そのリストを「人生でやりたいことリスト」「今年やりたいことリスト」に変更して続けていっても良いのかもしれない。
以前、「その日感謝したこと」を書くことで気持ちや視点が前向きになれることを書いたが、今回のこのリストも、毎日を少しでも充実させること、やる気をアップさせることに役に立つのではないかと思われる。
紙とペンさえあれば、無料ですぐできる。
休日の時間がある時にでも、やってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。