日々思うこと

日常生活の中で思ったこと、感じたことや体験したことを気軽に書いていきます。

「自分を受け入れる」ということ。

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自己肯定感を高めるため、あるいは、人生をもっと明るく前向きに生きるためのポイントとしてよく言われるのが「自分を受け入れる」ということ。

 

私は、以前からこの「受け入れる」という言葉に違和感があり、どうにも抽象的な言葉だな…という印象を受けていて、その内容も具体的によく理解ができなかった。

 

何をどうやって受け入れるのか。

どうすれば受け入れることになるのか。

 

しかし、この「受け入れる」というフレーズに、受け入れることで救われる点もきっと多いに違いない、と直感したのもまた事実であった。

 

そこで、自分を「受け入れる」とはどういうことなのか、もう少し具体的に見てみたいと思い、調べて考えてみた。結果的に、この前書いた「毎週1つ学ぶ」ことができたのかもしれない。 

t-h79.hatenablog.com

 

 

自分を「受け入れる」ことについて私が考えた結論は、

 

 

自分には、こういう長所がある。

自分には、こういう弱点・欠点・苦手だという弱みがある。

でも、弱みも持っているのが自分なんだ。

それでもいいじゃないか。

 

と、「弱み=今まで認めたくなかったこと」を「しっかりと認める」こと。

また、そのような弱みのある自分を「それでもいいじゃないか」と「許す」こと。

 

 

こういうことではないかと思った。

 

「弱みがあるから自分はダメなんだ」と否定するのではなく、

「弱みがあって何が悪い!」と開き直るのでもなく、

 

「弱みがあるのが自分です。それでもいいじゃないか。」

 

と素直に認められるようになることが大事なのだろう。

 

弱点や欠点(弱み)は誰にでもある、ということは頭ではわかっていても、感情ではどうしても「良くないこと・あってはいけないこと」=「許せないこと」と捉えてしまい、意識的に目を背けたり、考えることを拒否して見ないようにしてしまう。私もそうであった。悔しさやプライドが邪魔をして、認めたくないことが心の中にたまりこんでしまっている。

 

まずは「そのような考え方をしてしまっているのも自分なんだ」ということを認めることからスタートするのだろう。

 

そのうえで、人間、強みも弱みも両方あって当然、という事実を認識して、強みを知る一方で、見ること・考えることを拒否していた感情や弱みが何なのか?を自分の中で知り、その弱みがあるのも自分なんだ、と認めること。

 

見たくない感情や事実に頑張って目を向けて知り、そして、それを否定したりダメなことだとは思わずに、自分の中で許すこと。

 

…こう考えるとかなり苦しさが伴うものだと思うが、いつかは向き合う必要のあることなのだろう。

 

だが、自分を受け入れることのメリットはやはり大きいと、調べていて感じた。

例えば以下のようなことだろうか。

 

コンプレックスがなくなる。

弱みから目を背けているということは、その弱みをコンプレックスと感じていることにつながり、そんな自分を嫌ってしまうことにもつながることになるが、その弱みを否定せずに認めることができるともっと「自分のことを好きになれる」はず。おそらく表情も暗い顔から明るい顔に変わってくるだろう。 

受け入れることで、我慢する必要がなくなる。

認めたくないことから目を背けることは苦しいことで、皮肉なことに目を背ければ背けるほどその感情は増幅されてしまう。しかし、受け入れることでそのような苦しい思いや我慢をする必要がなくなり、気持ちが楽になる。これは大きな変化だと思う。 

自分の長所・弱点・欠点を深く知ることができる。

自分を受け入れるというために必要なことは、自己分析をすることなのだろう。自分がどういう強み・弱みを持っているのかを深く知ることができることで、気づかなかった自分を知ることにもつながるのかもしれない。  

自分を認めたうえで、自分のやりたいことをやることで自己評価を高められる。

弱みがあってはやりたいことをする自信も出てこないように思いがちだが、それでもあえてそんな自分の状態を認めてやりたいことをやっていく。そのことで、「あ、自分でもこんなことやれるんだ、できるんだ」ということに少しずつでも気がついてくる。それが、自己評価を高めることにもつながっていくと考えられる。

 

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今回のことを調べたきっかけは、私自身、自分自身の生き方や行動・性格について過去にいろいろと厳しい指摘をされてきたことが多く、そのことを受け入れられずに苦しんできたことがあったためであった。

 

以前、このブログで「なるほど、チャンスだ、ありがたい」という言葉を仕事でいただいた忘れられない言葉として書かせていただいたが、それでもなかなかそう思えない時もあり、悩んだこともあった。 

t-h79.hatenablog.com

 

また、「受け入れる」という言葉は知っていたものの、冒頭のとおりどうやって受け入れるのか、これまで理解できていなかったのだが、このままもやもやしていても苦しい状態からは抜け出せないと考え、この「受け入れる」ことについてしっかり考えてみようと思ったものである。

 

もっと深い分析もしようと思えばできるのだとは思うが、私の中では以上のように考えてみた。ご参考になればと思う。

 

何事も無理しすぎるのは良くないが、「自分を受け入れる」ということは、こう調べていくとすぐにでも実行するべきことで、かつ、非常に良い方法だと感じた。

 

自分が何から目を背けていたのか、まずはそこから洗い出していってみたい。

 

重い話になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。