何をやっても続かない ~続けるには? 自身の経験から~
私は昔から飽きっぽく、何か新しいことを始めても続かないで諦めてしまうこと、投げ出してしまうことが何度もあった。
中には気がついたら諦めていた(諦めたという意識すらない)、といったこともある。
最初のうちこそ気合いを入れているのだが、次第に「オレ何のためにこんなことやってるんだろう…?」という気持ちがどうしても出てきてしまい、続かずに諦めてそのままフェードアウト…となってしまうことが実に多かった。
いくらなんでもこれではまずい。
せっかくの人生、何も身につかないままで、また何も楽しさを感じることのないままで終わってしまう。
そう感じたとき、では「なぜ続かないのか」「なぜすぐ諦めてしまうのか」という理由を考える必要があると思い、これまでの経験を振り返りつつ、いろいろと考えてみた。何をやっても続かないのは、必ずや理由があるはずだ。
振り返って考えたその結果は、下記の6つ。その結果を書くだけでは後ろ向きな内容になってしまうので、併せて「こうした方が良いだろう」ということも記載している。
過去の自分に伝えたいことでもあるが、皆さんにも参考になればと思う。
なぜ何事も続かなかったのか?
1.目標のハードルが高すぎるから
いきなりハードルの高い目標を自分に要求してしまう。裏を返せば、小さな目標では満足できない、という思いがあった。
目標をまず低いところにおいて、徐々にできていって少しずつその目標を上げていくことの方が達成感も味わえるし自信もつくだろうし、何よりやっていて楽しいはずだ。
2.焦るから
結果がすぐに出ないと気がすまない。ちょっとできないとすぐに諦めてしまう。せっかちすぎる、とも言える。
結果がすぐ出なくても我慢して、1つ1つ丁寧にこなしていく方が後々になって結果につながる、ということが当時の私には分からなかったのだと思う。
3.計画を細かく立てすぎるから
極端な例かもしれないが、それまで経験したことがないのに計画の段階で気合いを入れすぎて、
「腹筋〇回・スクワット〇回・腕立て〇回のセットを1日に3回、何時と何時と何時にやろう。絶対守るぞ!」
などと意気込んで細かくしてしまいすぎると、その計画に縛られてしまい、融通が利かなくなる。
こういう計画を立てるときは大抵、体調の悪い時や仕事などで疲れている日もあることを考慮していない。それでいて、できないと「あ~やっぱりできなかった」などと自己嫌悪に陥ったりして。
物事にもよるが、計画は緩めに立てて、進めていくうちにその時の状態・状況に合わせて適宜計画を修正していくやり方の方が継続できると私は思っている。
4.本当はやりたくないことだから
特に人の目を気にしている時に起こりがちなことで、本当はやりたいと思っていないことでも「誰かによく思われたい」という動機だけでやろうとすると大抵、挫折している。やりたくないのに「やりたいんだ」と、ある意味自分に嘘をついて無理をしていたこともあったのかもしれない。
人の目はどうしても気になってしまうものだが、そこをなんとか気にせずに自分の好きなこと、やりたいことを素直にやれば良いのだと思う。
5.メリットやゴールを考えないから
言い換えれば、「思い付きで始めるから」「計画を立てないから」とも言える。
この場合、最初のうちこそテンションが上がっていて気合いも入っているのだが、どんないいことがあるのか、どこに向かっているのかが分からないため途中から「わくわく感」が全くなくなってくる。
そうなると、それ以降は惰性の「ただやるだけ」になってしまい、冒頭の「オレ何のためにこんなことやってるんだろう…?」につながってしまう。私はこのパターンで諦めてしまったケースが一番多かったように思う。
面倒くさがらず、それをすることで得られるメリットが何なのか、どういう状態を目指したいのか、を考えてから臨む方が結果的に「継続できる」ということにつながるのだと、この失敗から実感したものである。
6.一人でやるから
何事でもそうだが、一人で抱え込んで物事を進めるのは思っている以上にしんどい。また、一人だとどうしても甘えが出てきてしまい、意志が強くないと「今日はやらなくていいや」となりがちである。私の経験上、一度そうなってしまうと投げ出すまで時間はかからなかったような気がする。
友人・家族・夫婦など、誰かと一緒にやる、あるいはやることを宣言したり、経過を報告したりするなども挙げられる。またはこういったブログで「これから(今日から)〇〇をやります!」と宣言するのも良い動機づけになるだろう。
…これは私なりの経験から振り返ってみたことなので、例えば「いや、思いつきで始めてもいい。やっていくうちに楽しさが分かってくる。」といった考え方もあるのだと思う。いろいろな考え方があって良いと思う。
しかし、上の6つの振り返りから私も少しずつ考え方を変えていったのだが、そのうえで少なくともこれだけは言えるだろう、ということは、
物事を継続するには
「焦らず、めんどくさがらず。そして楽しめるように考えて工夫していくこと。」
この点が、特に大事なような気がしている。
私自身も、もう少し頑張ってみたい。