大相撲初場所で注目した2人の力士
大相撲初場所をテレビで観戦していた。
今場所は特にコロナの影響で開催そのものに賛否両論あったと思うが、私は見ていて大変面白かった。
それは、2人の力士に注目していたためである。
1人は初優勝した平幕の大栄翔。
中盤あたりで関脇の2人を一方的に押し出した取り組みを見たあたりから、これはこのまま優勝するんじゃないか、この相撲で勝てる相手いなんじゃないか、と感じていた。
その動きと表情に、強い自信と気合が感じられたからである。
リアルで見られない日はニュースで見て注目していたのだが、連日、素人の私が見てもはっきり分かるくらい、突っ張りの腕がよく伸びていて足もよく前に出ていた。
これでは相手はなす術がない。
今日(千秋楽)の取り組みも相手に全く付け入る隙を与えない完勝であり、文句なしの優勝と言えるであろう。
もう1人は関脇の照ノ富士。
一時は序二段まで陥落していたが昨年幕内に復帰して優勝。一気に大関に戻れそうな位置まで戻ってきた。
感動するレベルである。
よくぞここまで戻ってきたというしかない。
昨日、大関の正代に勝った相撲は実に見事であった。もはや今の実力は大関だといっても過言でないだろう。
今場所は11勝をあげたので、来場所はいよいよ大関復帰がかかることとなる。
来場所は横綱2人の進退に加えて、間違いなくこの2人が話題になるであろう。
これからも目が離せなさそうだ。